名声や収入は村山にとってはどうでもいいことであり、何の関心もなかった。
思うことは一つ。命あるうちに名人になる、ただそれだけである。
現在の若手トップ棋士たちはコンピュータを使い、最新の棋譜データを効率よく入手し
分析する。
しかし、村山は違った。
村山はコンピュータを使う代わりに、徹底的に将棋会館に通い棋譜を自分の手で調べ上げることに没頭した。
聖の青春 大崎 善生 著
http://www.amazon.co.jp/dp/4062734249/
29歳で亡くなられた 将棋棋士 村山 聖 ( さとし ) さんの生涯を綴った物語。
心を揺さぶられます。チェスプレイヤーの方にも読んでいただきたいです。