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the Bb5 Sicilian

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lichess のサイトでは相手との対戦成績がボードの下に表示されます。以前対戦した相手と再戦のときは、同じオープニングを使ってもつまらないので、なるべく別のオープニングを使うようにしてます。

白番で 1.e4 c5 の Sicilian Defence に対して、 2.c3 の c3 Sicilian と 2.Nf3 から 3.d4 の Open Sicilian を使っていましたが、最近 2.Nf3 から 2...d6 と 2...Nc6 に対して、3.Bb5 と
する Bb5 Sicilian も使うようになりました。


1.e4 c5 2.Nf3 d6 3.Bb5+ the Moscow Variation


以前はこのオープニングの存在を知っていても、3.Bb5+ 以降どうすればいいのか分からなかったので、使う気にはなれませんでした。しかし、最近は 3.Bb5+ 以降どのような戦い方をするのか興味が出てきて、本を参考にいろいろ試してます。

主な変化は 3...Bd7、 3...Nc6、 3...Nd7 の3つ。 Bb5 Sicilian は変化の多い 3.d4 からの Open Sicilain を避けるのに使われたりするようですが、Bb5 Sicilian もいろいろ変化があるので、始めから Bb5 Sicilian を使うより、 3.d4 の Open Sicilian をある程度学んだ方が良いと思います。

R1500 ぐらいまでは、変化の多い Open Sicilian より、2.c3 の c3 Sicilian などを使った方が良いと思いますが。

Bb5 Sicilian は 1.e4 c5 2.Nf3 e6 に対して 3.Bb5 とするのは 3...a6 とされて1手損するので、2...e6 に対しては別途対策が必要なため、3.d4 の Open Sicilian を先に学んだ方が良い、ということもあります。


3...Bd7 4.Bxd7+ Qxd7  


4...Nxd7 の変化もあります。この後 白は 早期 0-0 から c4 として d5 支配を強めたり、c3 から d4 としたりします。白の 黒マスビショップは展開しやすく、活用しやすい感じです。


3...Nc6


3...Nc6 としてきた時はどんな展開になるでしょうか? 4.Bxc6+ とすることもあるようですが、まず 4.0-0 するのが多いようです。 4.0-0 に対し、 4...a6 とするのは 5.Bxc6+ で白が良くなるようです。

4.0-0 Bd7 5.Re1 Nf6 6.c3 a6 7.Bf1 などと、Bb5 を f1 に退くのが特徴的です ( 下図 )。



7.Ba4 も悪くないようです。7.Bxc6 は可能ですが、黒にダブルポーンと孤立ポーンができないので、ビショップペアを保っている黒が良さそうです。


3...Nd7


変な感じ見えますが 3...Nd7 も悪くないようです。 4.0-0 と早期キャスリングする場合もありますが、4.d4 で Open Sicilian のように局面を開いていくの良いようです。

4.d4 Ngf6 5.Nc3 cxd4 6.Qxd4 e5 7.Qd3 下図



黒も悪くない感じです。定跡を覚えて有利を得ることよりも、どのような戦い方になるかに興味があります。


1.e4 c5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 the Rossolimo Variation


1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 の Ruy Lopez に似た感じです。黒が 3...d6 とすれば、2...d6 3.Bb5+ Nc6 の変化と同じになりますが、2...Nc6 とするプレイヤーは 3...g6 や 3...e6 とすることが多いようで、 3...Nf6 や 3...Na5 などの変化もあります ( 3...Na5 4.c3 a6 5.Ba4 b5 など )。 

3....a6 4.Bxc6 dxc6 または 4...bxc6 となるのは、黒に孤立ポーンと、ダブルポーンができて白が良いようです。しかし、白はビショップペアでなくなるので、ミドルゲームは難しそうです。


3...g6


Bg7 と続けて a1 - h8 ラインを活用するのは良さそうです。
主な変化は 4.0-0 と 4.Bxc6

4.0-0 Bg7 5.c3 Nf6 6.Re1 0-0
4.Bxc6 dxc6 5.d3 Bg7 6.h3 Nf6 など

Bg7 の利きがあるので Nc3 で e4 ポーンを守るのではなく、Re1 や d3 で e4 ポーンを守ってます。自分にとってはこういうことがためになります。


3...e6


3...e6 としたのは ...d5 をサポートすることにも増して、...Nge7 で Nc6 を守る狙いがあるそうです。 

3...e6 の場合、 4.Bxc6 bxc6 となるのはどちらにとっても難しい局面になるようです。
主な変化は 4.0-0 Nge7 5.c3 a6 6.Ba4 b5 7.Bc2 Bb7 下図



黒は Bf8 をどこに展開させるか気になりますが、...d5 としてから Ne7 を d5 に展開させてから Be7 などとするようです。

以上のようにいろんな変化があるので、白にとって容易とは思えませんが、自分にとっては好みの形になる感じです。

私は Sicilian Defence を使いませんが、黒のプレイヤーとしては Bb5 Sicilian に対してある程度対策が必要になるでしょう。

参考文献
the Bb5 Sicilian - Richard Palliser



O'Kelly Variation に関連して

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1.e4 c5 2.Nf3 に対して 2...a6 とするのを O'Kelly Variation と言います。最近 白番で Bb5 Sicilian を使うようになったので、2...d6 や 2...Nc6 なら 3.Bb5 としたいのですが、2...a6 とされると 3.Bb5 とできません。

黒は Bb5 Sicilian を妨げているのかと思いましたが、本やサイトで調べてみるとどうやら別の意図があるようです。 2...a6 に対し 3.d4 とするのが良くないらしく、 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Nf6 5.Nc3 e5 下図



...a6 とされているために白は Ndb5 とできず、6.Nb3 、6.Nf3 、6.Nf5 、6.Ne2 などはいずれも良くないそうです。 2...a6 が O'Kelly Variation ということなどスッカリ忘れていて、最近は 2...a6 に 3.d4 としていたと思います^^;

では 2...a6 に対して何を指せば良いかというと、メインラインは 3.c3 のようで、c3 Sicilian を使う私にとっては対応しやすい感じです。  下図のように 3.c4 とするのも良いらしく



3.c4 とすることで、...b5 を妨げ、d5 支配を強化でき、Nb1 を c ポーンの前進を妨げることなく好位置の c3 へ運べます。しばらく 2...a6 に対しては 3.c4 を使っていこうと思います。

3.c4 は d4 のマスが弱くなるのと、Bf1 を展開させづらい面もあります。1.e4 c5 2.Nf3 d6 3.c4 とはしないのに、2...a6 には 3.c4 が良いようです。


1.e4 c5 2.Nf3 d6 3.c4


2...a6 3.c4 が良いなら、2...d6 3.c4 も悪くない感じがしますが、この場合、3...e5 とされると白は困るということのようです。


1.e4 c5 2.Nf3 a6 3.c4 e5?


4.Nxe5 とできるので 2...a6 に対し 3.c4 は良いということもあるでしょう。比べてみるとよく分かりますね。
4.Nxe5 となっても 4...Qe7 や 4...Nc6 、4...Bd6 、4...d6 などとなると短時間ゲームなら面白くなりそうですが。


1.e4 c5 2.c4


2手目で c4 とする場合はどうでしょうか? この場合、d4 のマスが白にとって弱くなることに変わりありませんが、2...e5 とするよりも 2...Nc6 としてその後 ...g6 、...Bg7 から a1 - h8 ラインを活用したり、...e6 、...d5 などとする方がいいようです。

白としては 2.c4 以降 Nb1 → Nc3 、g3 、 Bg2 、Ng1 → Ne2 などと、1.c4 の English Opening のような展開が可能なようですが、2.c4 とするのは白にとってあまりメリットはなさそうです。


1.e4 c5 2.Bc4


決してダメな手という訳ではないですが、2...e6 とされると、f7 のマスにプレッシャーがなくなる
ため、2.Nf3 や 2.c3 などの手より劣るということでしょう。


1.e4 e5 2.Bc4


この場合は黒が ...e6 とはできなくなっているため、Bc4 の利きが f7 に効果的に働きます。

オープニングで疑問に思うことは結構ありますので、自分でよく考えたり、本やネットで調べてみると面白く、ためになります^^

参考文献
Beating the Sicilian 3 - John Nunn and Joe Gallagher


King of the Hill

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lichess のサイトで新しい変則チェスができるようになりました。
その名も King of the Hill

始めて知りましたが、ルールは1つを除いて通常のチェスと同じようです。その1つとは、キングが d4 、d5 、e4 、e5 センター4マスのいずれかに行ければ勝ちというもの。普通に相手キングをチェックメイトするか、キングをセンター4マスに到達させるか、タクティクスだけでなく、独自の戦略がありそうです。

早速試しにやってみました。

1.e4 d5 2.exd5 Qxd5 3.Nc3


vinclwd vs. hitsujyun 0-1

1.e4 d5 の Scandinavian Defence で特に変わりありませんが・・・


3...Kd7


通常のチェスではあり得ない手ですが、早速キングをおどり出してみます^^

4.Qg4+ Qe6+ 5.Qe4 Qxe4+ 6.Nxe4 Ke6 下図



白は 7...Kd5 と 7...Ke5 のどちらかは防げず 7.Nf3 Kd5 で黒勝ちとなりました。
KotH の初戦として、良い参考ゲームになりました。

続いて2戦目


1.d4 d5 2.Nf3


hitsujyun vs. vinclwd 0-1

通常のチェスと同じように指すことも考えられますが、キングをいかにセンターにもって行くかを
考え、相手キングがセンター4マスに到達することを防がねばなりません。

上図のようにセンターに自分側のポーンがあると、そのマスにキングを運ぶことはできません。
また、 e4 のように相手にセンターのマスを支配されていると、キングをそのマスに運べません。

8.0-0


キャスリングするとキングがセンターから遠ざかるので、KotH では不利になる可能性もありそうです。


15...e4


今度は相手 ( 黒 ) がセンターのマスに到達しそうです。


21....Rad8


22.Rxd8 とすれば 22...Rxd8?? 23.Kxe4 または 22...Nxd8?? 23.Kd4 なので、黒は Rd8 を取れませんが、私は 23.Rxd4?? としてしまいました。


23.Rxd4 Kf5


これで黒優勢となってしまいました。


24.g4+ Kxg4


25.Re5 とするのが良さそうですが、私は 25.Rd1?? としました。


25.Rd1?? Rxd1


あと少し続きましたが勝負ありの局面です。
KotH ではセンターを支配することと、センターを支配している相手の駒を除去することが大事そうです。セクリファイス好きな人に向いてそうですが、失敗すれば駒損が負けにつながるので注意は必要です。

KotH に興味を持たれた方は是非やってみてください。
Chess960 同様に、変則チェスは素直に楽しめるだけでなく、柔軟な思考力を養うでしょう。


Three-check Chess

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lichess のサイトで知らないうちにもう1つ変則チェスができてました。

Three-Check Chess
3回チェックを受けると負けてしまうというものです。ビショップなどで1回チェックを受けると、その後 続けてチェックされてしまうことが多いので、気をつけないとあっという間に3回チェックされます。

Three-Check Chess - Wikipedia

早速やってみたところすぐ負けました^^;

1.e4 Nc6 2.Nf3 e6 3.d4 Bb4+


tideatlantic vs. hitsujyun 1-0

早速1回目のチェックを受け


4.c3 Bxc3+!


駒損などかまわず2回目のチェック。あと1回チェックを受けたら白は負けます。


13...Qh4


白は次手で ...Qxh2+ か ...Qxf2+ とされて負けです ( 3回目のチェック )。

ルールが分かりやすく、気軽に楽しめそうです。King of the Hill もそうですが、考えているうちに
通常のチェスと同じ思考法になると、それが負けにつながることがあります。

Chess960 は戦略的なことを考えることが、通常のチェスにも役立ちますが、King of the Hill と Three-check Chess は変則チェスを楽しむ要素が強いかも知れません。


サクリファイス好きな方に

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タクティクス や サクリファイス 好きな方に変則チェスの Three-Check Chess ( 以下、3+ と言います ) はうってつけです。 3+ を始めて2日目ですが、サクリファイスが上手く決まったゲームを
1つ。

5...Nb4 の局面


nipo vs. hitsujyun 0-1

3+ のオープニングでは相手ビショップからのチェックを避けるため、ポーンの進め方に気をつけた方が良さそうです。ビショップは2回連続でチェックできる可能性があるため、なるべくビショップを温存した方が良いでしょう。

上図は ...Nb4 で白のビショップを除去しようという狙い、白としては、6.Be2 が無難だと思いますが、6.Qe2 Nxd3 となりました。


11...Qc7


不要な駒損はチェックする機会が減少するので避けなければなりませんが、サクリファイスしても
チェックしやすい状況に持っていきます。


13...Bd6


...Bxh2+ 、Nxh2 Qxh2+ 、Kxh2 Ng4+ など考えられます。


16.h3


白に対しチェックしづらくなった感じがしますが・・・


16...Ne4


...Ng3+ 、fxg3 hxg3 となると ...Rxh3 のサクリファイスで2度目のチェックがかかります。

17.c4 Ng3+ 18.fxg3 hxg3 19.Kg1 下図



19...Rxh3 20.gxh3 g2 21.Qxg2 Bh2+ などを考えていました。実際そうなり


22.Kh1


あと1回チェックできれば黒の勝ちなので、22...Bg1 で ...Qh2+ のための場所を空けます。


22...Bg1


22...Bg1 と指した後、23.Be5 とされるとまずいか? と思いましたが


23.Be5 Qxe5!


...Qh2+ となれば3回目のチェックで黒がかつため、白は黒 クイーンを取るしかありません。
しかし、24.Nxe5 Bxg2+ で黒が勝ちました。

サクリファイスが上手く決まった時は爽快です^^


Three-Check のコツ

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lichess のサイトで Three-Check Chess ( 以降 3+ と言います )  を結構やってます。
エンドゲームまで進むことは少なく、気軽にできるのと、タクティクス問題を解くような面白さがあります。

3+ である程度パターン的なものも少し感じるようになりました。

基本的なコツとしては

1. できる限り相手からチェックされないようにする
2. マイナーピース と クイーンを活動的にする

分かりやすいことですが、慣れてないプレイヤーはミスをしやすいです。

3+ で初手は何が良いかというと
1.e3
1.Nf3
1.Nc3 

などが今のところいいなと感じてます。


3+ で 1.e4 とするのは決してダメではないのですが、黒に ...Bc5 とされると、 ...Bxf2+ の可能性があるので、 1.e3 の方が無難です。コツの1つ目のように、できるかぎり相手にチェックされないようにした方が良いでしょう。


1.d4 e6


白が 2.c4 や 2.Nf3 などとすると、2...Bb4+ から次手もチェックされるため、白キングの斜め前方のマスを空ける 1.d4 も 3+ では避けた方が良さそうです。




1.g3 は通常のチェスならば全く問題ない初手ですが、3+ では黒に h7 → h5 → h4 とされると困ることがあるので注意が必要です。


1.e3 e6 2.Nf3 Nf6 3.Ng5


3+ ではサクリファイスすることが多く、白であれば Nxf7 や Nxc7+ などのサクリファイスをするので、そのようなナイトサクリファイスに警戒が必要です。


13...Ke8 の局面


bullshitness vs. hitsujyun 1-0

白ピースの方が活動的で、この後 14.Nxf7 Kxf7 15.Nd6+ で黒はリザインしました ( 下図 )。



15...Kg8 とすればもう少し粘れそうですが
15...Kg8 16.Qh7+ Rxh7 17.Bd3 Kh8 18.Nf7+
15...Kg8 16.Qh7+ Nxh7 17.Bc4 から 18.Bxe6+ などでダメそうです。

ビショップからチェックされることはポーンで防ぎやすいですが、ナイトからチェックされたり、サクリファイスされやすいので要注意です。

2回チェックを受けていて相手にクイーンが残っている場合は負ける可能性が高くなります。
ただし自分が相手に2回チェックをしていてクイーンが残っていても、油断すると相手の思わぬサクリファイスから3回チェックされて負けることもあるので油断は禁物です。


Three Check のゲーム解説 

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1.e3


Ardavan74 vs. hitsujyun 0-1

3+ ( Three Check ) のゲームではよくある 1.e3 。 ...Bc5 から ...Bxf2+ を予防する手です。
黒も 1...e6 とすることが多いですが、最近 私は白黒どちらでも初手に b ファイルのナイトを展開
することが多いです。

黒はまだ 1...e6 とする必要がないのと、マイナーピースをできるだけ早く展開させてアクティブに
するためです。マイナーピース と クイーン が アクティブ になるとチェックしやすくなります。


1...Nc6 2.Bc4


1...Nf6 でもいいのですが、...Nc6 だと Nc6 → Nb4 → Nxc2+ の狙いがあるのと、白が 2.Nf3 としてきた時、2...h6 とすれば Nf3 が Ng5 や Ne5 から Nxf7 とサクリファイスしてくることを防げます。

白が 2.Bc4 としてきたので、ここで Bxf7+ を未然に防ぐため 2...e6 としておきます。


2...e6 3.Nf3 Nf6


4.Ng5 から 5.Nxf7 のサクリファイスが考えられるので 3...h6 の方が良さそうです。


4.Nc3 a6


4...a6 は Nc3 → Nb5 → Nxc7+ を予防する手。通常のチェスならばこのような手はピース展開の遅れにつながりますが、 3+ では有効ではないかと思います。


5.a3 h6 6.h3


白の相手も同じ考えなのか、真似しているのか^^


6...Bd6


通常のチェスなら上図のように ...Bd6 とするのは d7 ポーンの前進を妨げるので良くないでしょうが、 3+ では白が 0-0 したら Bh2+ の狙いがあります。上局面では ...Be7 や ...Bc5 よりアクティブな位置になります。

白が 7.e4 から 8.e5 のフォークを狙ってきたら、7...Bc5 で ...Bxf2+ を狙うつもりです。


7.Qe2 b5


3+ ではキャスリングを急ぐと、相手にチェックされやすくなる場合があるので、キャスリングを急ぐより、マイナーピース と クイーン を アクティブ にさせるほうが大事に感じます。

7...b5 で Bc8 → Bb7 とできるようにしました。


8.Ba2 Bb7 9.Qd3?!


白はクイーンをチェックをかけやすい位置にしたようですが、9...Ne5 とされるとナイト交換を強いられます。クイーンを動かせば 10...Nxf3+ で黒が得します。

9...Ne5 10.Nxe5 Bxe5 となれば、Bb7 の利きが開かれますし、キングサイドを守っている Nf3 を除去できるなど、自分側に都合が良ければ駒交換を行います。

白としては 9.Qd3 とするより、9.b4 から Bb2 を考えた方が良いのではないかと思います。


9...Ne5 10.Nxe5 Bxe5 11.Rg1


11.0-0 だと 11...Bh2+ 12.Kxh2 Ng4+ または 12.Kh1 Bxg2+ などとなります。2回チェックを受けて相手にクイーンが残っていれば、負ける可能性が高まります。白は Nf3 がいなくなったために都合が悪くなった感じです。


11...Qe7


クイーン を アクティブな位置にすることは 3+ では結構大事です。
 

12.f3??


12...Bg3+ とされるので明らかなミス。駒を動かしてから気づくやつですね^^;


12...Bg3+ 13.Kf1 Qd6


チェックする機会を増やすため、できればクイーンを残しておきたいですが、黒ピースの方がアクティブでチェック1回先行しているので、クイーン交換して相手がクイーンでチェックする機会を除去します。白がクイーン交換を避ければ Qd6 は好位置を維持できます。


14.Qxd6 cxd6 15.Ne2 Nh5


16.Nxg3 とすれば 16...Nxg3+ で2度めのチェックがかかるため、白は 16.Nxg3 とできません。白キングが身動き取れなくなっているのも良くないです。白は Bc1 が役立ってないのが痛いです。

16.b3 Bh2 17.Rh1 Ng3+ 18.Ke1 下図で白リザイン。



18.Nxg3 Bxg3 の方がいいですが、2回チェックがかかっているので黒優勢です。

いかに相手のチェックを防ぎ、いかに自分のチェックを作り出すか。 3+ は単純なようなで中々面白いです。


KotH コンピューター対戦

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lichess の変則チェスの1つ King of the Hill がコンピューターと対戦できるようになりました。
ゲーム後にコンピューターの分析もかけられます。 Three Check の方はまだコンピューターと対戦できませんが、いずれできるようになるかも知れませんね。

hitsujyun vs. Stockfish AI レべル 1 (1500)
http://ja.lichess.org/L0uDPxmN

コンピューターのレベルは R1500 相当からで、もう少し低いレイティングからの方が始めやすいのではないかと思います。コンピューターは1秒もかからず指してくるのに、1番上のコンピューターだとコテンパンにやられます^^;

個人的には Three Check より King of the Hill の方が難しく感じます。キングをセンターに向かわせるタイミングが難しいです。



トリプル サクリファイス

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Three Check のゲームで3つのサクリファイスが決まったゲームです。

9...dxe3


hitsujyun vs. nh41721 1-0

10.Nxf6+ でチェックされるので、黒としては 9...Nxe4 か 9...Kh8 とした方がいいでしょう。 10.Nxf6+ で1回目のチェック。


13.c3


白はルーク1つ失いましたが、 13.c3 で黒クイーンを閉じ込めたことが結果として好都合と
なります。


16.Nxh7


1つ目のサクリファイス。 16...Kxh7 には 17.Bxg6+ で2つ目のチェックを得られます。黒キングがそのままなら 17.Nf6+ とするつもりでしたが、16...Kh8 17.Nxf8 Bxf8 18.Rf4  となりました。



19.Rh4+ の狙いがあるので黒は対応を迫られます。


18...Kg8 19.Bxg6


2つ目のサクリファイス。 19...fxg6 だと 20.Rxf8+ で2つ目のチェックなので、当然 19...Nxg6 としてきます。しかし・・・


19...Nxg6 20.Rxf7


3つ目のサクリファイス。次にチェックされるので黒は Rf7 を取らざるを得ません。


20...Kxf7 21.Qf3+ Kg7 22.Qf7+


3回目のチェックで白勝ち。途中から主導権を取り、サクリファイスが上手く決まったゲームでした。 Bc1 は攻撃に参加しませんでしたが、黒クイーンからのチェックを防ぐ役目をしていました。

サクリファイスが多く決まると ポール モーフィー のような気分を味わえます^^


Top 10 players に学ぶ

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lichess 各種ゲーム Top 10 Players
http://ja.lichess.org/player

通常のチェスならば、いろんなサイトやデータベースで 高レイティング プレイヤーの記譜が見られますが、lichess では Chess960 、Three-Check 、King of the Hill の変則チェスで Top 10 Players の記譜も見られます。

ゲーム のページで高度な検索から探すこともできます。


Top 10 Players の Three-Check のゲームを見ると、アマチュアレベルと違っていて、オープニングで通常のチェスと同じような指し方をしているのが目立ちます。 3+ のゲームで 1.e4 と指すと、私は大抵不利におちいるのですが、マスターレベルのプレイヤーは上手く指してます。

黒番で 1...c5 としているのもためになりました。チェックされないようにしつつ、ピースを展開しやすいようにしているのは自分も同じですが、Top 10 Players はスペースの取り方が上手いです。

Top 10 Players のゲームを見ていると、現在 King of the Hill の方が多く行われているようです。King of the Hill の方が難しいので面白みがあるのでしょう。  


Bullet

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持ち時間 1分の Bullet 。これだけは未だにダメダメです。3分ならある程度 指せますが、1分は
自分にとって厳しいです。

lichess で コンピューター相手に Bullet の練習をしましたが、コンピューターのレイティングが 1500 からで結構強いというより、時間切れで負けます。コンピューターが11秒しか使ってないのに負けるとか・・・

相手が指してから考えているようでは消費時間が多くなるので、Premove で次手を指しているか、
次手を指す準備ができているぐらいでないとダメかもしれません。同じレイティングぐらいのプレイヤーならば、時間内に勝てることもあります。

悔しいのはマテリアルで勝っているのに、時間切れで負けることですね。

Bullet は通常のチェスとは別物に感じますが、素早く反応していく面白さもあるので、しばらくやっていこうかと思います。定跡を知っていると確かに楽ですが、いろんな変則チェスの経験から、定跡など知らなくても指し回していく感覚も大事だと思うようになりました。


Antichess

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しばらくチェスのゲームをしていませんが、 lichess のサイトで新たに Antichess という
変則チェスができているのを知って早速やってみました。

Losing chess - Wikipedia ( 英語によるルール説明等 )

今日やったばかりなので詳しいことは知りませんが、ルールとしては

先に自分の駒を全て失った方が勝ち
ステイルメイトにしたら負け ( 例えばお互い残り 1駒となり、黒 Kh8 で 白が Qf7 と指したら、ステイルメイトにした白の負け )
勝つことが不可能になったらドロー ( 例えば、異色ビショップがお互い残った場合 )

駒を取れる状況では、必ず相手の駒を取らなくてはならない
どの駒で取るかは自由 ( 2つ以上の選択がある場合 )
キングを取られても勝敗に関係なし
チェック や チェックメイトはない
キャスリングなし
昇格のオプションとして、キングに昇格させることもできる ( 未確認ですがたぶん )
など

Wikipedia のページを参考にした内容ですが、要はいかに相手に自分の駒を取らせていくかを考えていくことになります。

下記リンク先は、私の Antichess 初戦、2回戦です。
相手プレイヤーの方が上手かったです^^;

hitsujyun vs. Tobermory 0-1
http://ja.lichess.org/kuCZz86z

Tobermory vs. hitsujyun  1-0
http://ja.lichess.org/OgshD9E0/black


やって見るとわかりますが、 Antichess はなかなか面白いです、お正月休みにでも
やってみてはいかがでしょうか。

コツがまだわからないので、次回の記事でまず Antichess の初手について
考えてみます。



Antichess の初手について

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先に自分の駒が全てなくなった方が勝つ Antichess 。 コツとかまだわかりませんが
今回は Antichess の初手について考えてみた内容です。


Antichess の初手の種類として 3つ考えられます。

1. ポーンを2マス進める
2. ポーンを1マス進める
3. ナイトを展開させる

の3つです。初手にポーンを2マス進めると、例えば 1.e4 f5 など、白はすぐ黒のポーンを取ることを強いられます。ですから、初手にポーンを進めるとしたら、2マスより、1マス進めた方が良さそうです。

初手にナイトを展開するのはどうでしょうか?
1.Nf3 e5 2.Nxe5 a6 3.Nxf7 Kxf7 だと、白はナイト1つ失ったのに比べ、黒はポーン2つ
失ってます。実際これだけではわかりませんが、初手はナイトを展開するより
ポーンを1マス進めた方が良さそうです。


初手にポーンを1マス進めるとして、次に考えることは、どのポーンを1マス進めるか
です。これを考える上で、下記のようなことを考える必要があります。

どの駒が残るようにしたら良いか? ( または、どの駒から除去していくか ) 
ポーン または ピース?

利きの多い駒と少ない駒のどちらが残った方が有利か?

現時点の考えですが、通常のチェスでは、利きが増え、スペースを得られることは大抵有利に働きますが、 Antichess では、利きが増えると、自分の駒の利き上に、相手の駒を当てられ、自分が相手の駒を取ることにつながるため、なるべく自分の駒の利きを増やさないようにした方が良いのでは? と思いました。

例えば、 1.e3 とすると Bf1 と Qd1 の利きが開かれ、 1...a6 や 1...h5 などで黒のポーンを取ることにつながります。
1.e3 a6 2.Bxa6 bxa6
1.e3 h5 2.Qxh5 Rxh5 3.Ba6 bxa6 4.h3 Rxh3 5.gxh3
など

駒の利きを増やさないことを考えると、自分側の利きの多い駒は先になくなるようにし、相手の利きの多い駒は残させるようにした方が良いかも知れません。

そう考えると、利きの多い駒をなくすために、序盤で利きの多い駒が展開できるようにさせた方が
良い、という風にも考えられます。

ゲーム数をこなしてみないとまだハッキリしませんが
自分の利きの多い駒は先になくなるようにする
相手の利きの多い駒は残させるようにする
自分の駒の利きを増やした方が良いか? 増やさない方が良いか?

ということを考えながらやっていこうと思います。ゲーム数をこなして、わかったことが
できたら、また記事にします^^


おまけ
記事用の局面図は Fritz13 のものですが、ノートパソコンを買い替えて Windows 8.1
になってから、 局面図をすぐ作成できなくなりました。

以前は、Fritz13 の File のタブから Save → Save Position ですぐ局面図の画像が
デスクトップに作成されたのですが、それができなくなったため、今は print screen で
画面をコピーしたものを加工するという手間がかかってます。めんどい。


追記
この記事を書いてから数ゲームしての感想です。

初手にナイトを展開するのはいいみたい。ナイトは早めに展開させて、相手にとらせてしまった方が良さそう

自分側の駒は、ポーンよりもピースが先になくなるようにした方が良い

早めにクイーンを相手に取らせるようにする

ルークが残ると終盤不利になりやすい
→ できるだけ早目にルークを相手に取らせる

相手がこちらの駒を取った後、こちらがまたその駒を取らねばならない状況を避ける

終盤、ポーンだけになった方が有利となりやすい感じ
→ ピースをなくした方が有利となりやすい

自分の残り駒がポーン1つだけになったら大抵勝てる
→ ステイルメイトによる勝利や、相手に最後のポーンを取らせる状況になる

昇格する場合は、キングに昇格するのが無難の模様

昇格してお互いキングのみになった場合、相手に取らせた方が勝ちとなることを
心得ておく

とりあえずこんな感じです。またコツみたいなものを感じたら追記します。


追記 その2

自分よりはるかに強いプレイヤーと何度も対戦して、もう少しわかってきました。

初手にナイトを展開するのは、自分より強いプレイヤーには通用しませんでした。

初手はビショップの利きを開く、 1.e4 が今のところ良さそうです。
1.e3 や 1.d4 としてくるプレイヤーもいます。

中盤まではいい感じで進んでも、終盤逆転されることが多いです。
特に、相手陣地に自分のルークが進入したままでいると、連続で相手の駒を取らされて
不利になり負けてしまうことが多くありました。

キングに昇格することが多いですが、場合によってはナイトやクイーンに昇格させた方が
良い場合もありました。


追記 その3

Antichess のオープニングデータブックなるものがありました。

Suicide chess book browser
http://catalin.francu.com/nilatac/book.php

これによると、初手は 1.e3  1.c4  が良いようです。
そのデータによると 1.e4 は負けるみたいですが、クラブプレイヤーレベルなら
1.e4 と指してもそれほど問題ないような気がします。


ゲームの経験から新たに気づいたこと

自分側のクイーンとルークの前方に、自分側のポーンがなくなると、相手の駒を
取ることにつながるため、クイーンとルークの前方のポーンをなるべく取られないように
した方が良いです。

相手側のクイーンとルークの前方のポーンを取ることはこちらにとって有利な場合が
多いですが、そうなると相手のクイーンやルークがこちらの駒をとってきて、それを取り返さなければならなくなる場合もあるので注意が必要です。

終盤は逆転が非常に多く油断できません。こちらが残りポーン1つになったとしても
相手の駒を取らされ、昇格するはめになると、逆転ということもよくあります。

相手にポーンだけがいくつか残っている場合で、こちらが昇格しなければならない時は
ルークに昇格させて、相手のポーンにルークを取らせるのが良い場合があります。

終盤は自分の駒を全部相手に取らせるか、ステイルメイトを狙うことになりますが
パターンが結構あります。例えば、お互いポーン1つだけになり、隣り合ったファイルに
ポーンがある場合、先に昇格した方が勝てます。



Atomic chess

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lichess のサイトでまた新たな変則チェスができるようになりました。
Atomic chess というもので、実際にゲームをしてみないとどういうルールか
分かりにくいです。

Atomic chess - Wikipedia ( 英語ページ )

爆発チェス (Atomic chess) ← 変則チェスのページ のサイト内にあるものです。


特徴としては、相手の駒を取ると、取った駒と、取った駒に隣接したマスの駒が
爆発して消えてしまいます。相手の駒を取るのに使った自分の駒も爆発で盤上から
消えてしまいます。ボンバーマンのようなゲームですね^^;

ちなみに、相手のポーンを取ると、そのポーンは消えてしまいますが、隣接したマスに
あるポーンは消えません。

最終的には相手のキングを盤上から消せばいいようで、直接キングを取るか
キングに隣接したマスにある駒を取ることで、相手キングを爆発させ勝つことができます。

キングで相手の駒を取ると、キング自体も爆発してしまうため、キングで相手の駒を
取ってはいけないルールです ( 自爆禁止 笑 )。

お互いキングだけになった場合、ルール上、自分のキングで相手の駒を取れないので
ドローになるようです。

キング同士が隣接したマスにくることは可能ですが、相手をキングを取ることは
できません。

チェックされた場合は、チェックに対応しなければなりません。

基本的な戦術としては、相手に自分キングの隣接マスの駒をとられないようにすること
です。攻撃としては、相手キングに隣接したマスにある駒を取ればいいのですが
相手の駒を取ると、その駒を取るのに使った自分の駒も消えてしまうので、それに
気をつけないといけないでしょう。


参考例 ( Wikidedia より )


1.Nf3 と白が指した場合、 Atomic chess では 2.Ne5 と 2.Ng5 を防ぐため
1...f6 とします。 というのは、上図のように 1...d5 としてしまうと、 2.Ne5 となり
2...f6 または 2...f5 に対して 3.Nd7 となります。

Nd7 を取ると爆発が起こり白が勝つのと、Nd7 を取らなくても、4.Nxf8 による爆発を
黒は防げません。

慣れないと、どうしたら良いか分かりづらい Atomic chess ですがぜひお試しください^^

下記リンク先は自分の初戦です。
rajk vs. hitsujyun 0-1


追記
Atomic chess のゲームを結構やりましたが、Bug が多いようです。
チェックが有効の時があれば、チェックが無効の時もあったり。
面白い変則チェスですが、 Bug が修正されないうちはきちんと楽しめません。

Wikipedia を見るとチェックの例外として、次の手で相手キングを爆発させることが
できる場合は、相手のチェックを無視できることは分かりました。


気になる手

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64.Ke4 の局面


hitsujyun vs. LuisJorgeBorges 1-0

ゲーム中やゲーム後の見直し時に、この手を指したらどうなるだろう?
と気になることがあります。

ゲームでは 64...Kf7 以降 白が勝ちましたが、 64...h5 65.gxh5 g4 でドローに
できるのでは? と思いました。


64...h5 65.gxh5 g4 66.h6


しかしこうなると、黒はどちらか片方のポーンをとることはできても、もう片方の
昇格を止められず、黒のポーンも失うため結局 白勝ちになります。



ビショップが残ることの不利 ( Antichess )

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20...exd5 の局面


KravCruz vs. hitsujyun 0-1

先に自分の駒が全てなくなるか、自分側をステイルメイトにさせた方が勝つ Antichess
逆転が非常に多いので lichess にある変則チェスの中では、1番レイティングを上げ
にくいです。

自分側がポーン1つだけになって、相手にたくさん駒が残っていれば大抵勝てますが
上図のようにビショップが残っていると、たとえ最後の1駒であっても今回のように
逆転となることがあります。ビショップ と クイーンは早めに相手に取らせた方が良い
でしょう。

上局面からの続きはリンク先をご覧ください。


勝てない ( K Q vs. K R )

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白先手


lichess のサイトでコンピューターと対戦できますが、 上局面でレベル8のコンピューター
と何度か対戦しましたが、いまだに勝てません ( 自分が Q 側で )。
50手ルールでドローにされます。

K Q vs. K R のサイトを作成している関係で K Q vs. K R の対応法はある程度
覚えているはずですが、強いコンピューター相手だとなかなか勝てません。
おそらくマスターレベルの方でもドローになる可能性が高いのではないでしょうか?

試してみたい方は lichess のサイトに登録後、下記リンク先へと進み
棋譜欄の右下にある、剣が交差したアイコンをクリックし、 AI と対局する を選び
画面を少し下にスクロールさせて、白キングのアイコンをクリックすれば始められます。
http://ja.lichess.org/fPDiKZnL#0

どうすれば白が勝てるかは、エンドゲームデータベースを見たり、チェスソフトの分析を
見れば分かりますが、 自分が黒番になって AI と対局するのもいいでしょう。


追記
自分が黒番でコンピューターと対戦してみたらすぐ負けるのが分かり
その後、白番でやってみたら勝てました^^;
1手目、2手目でミスしなければダブルアタックへつながります。
ミスすると50手ルールでドローに・・・

キングの活用

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かなり久しぶりの投稿になります^^;
生活環境の変化もありましたが、何か1つのことにエネルギーを注ぐと他のことができなくなる性格のようで、半年以上チェスをほとんどしていませんでした。

実力がかなり落ちましたが、この9月から少しずつゲームをやるようになりました。
アプリやサイトでタクティクス問題を少しやるぐらいで、チェスの勉強の方はまだやる気がでないため、今の段階から上達はしないでしょうが、とりあえずゲームは少しずつやっていこうかなと思います。


40...Qe2+ 41.Kg3


xfqybxtr1 vs. hitsujyun 0-1

lichess で Chess960 のゲームです( 持ち時間5分 1手ごと10秒追加 )。
...Qe1+ → Kg2 となり黒クイーンだけでは攻められません。白クイーンが 黒の B6 ポーンを狙ってきても、黒クイーンでチェックをして同形三復でドローには持ち込めそうです。

少しして黒キングを f4 に運べるのでは? と気づきました。白クイーンが a ファイルの方から入りこんできてやばくなったら同形三復に持ち込めそうなので、黒キングを f4 に運ぶことを試してみました。

41...Ke6 42.Qa3? Ke5 43.Qa8 Qe1+ 44.Kg2 Kf4 下図



45.Qb8+ とされても 45...Ke3 とでき、黒が良さそうです。


45.Qb8+ Ke3



46.Qxb6 Qe2+ 47.Kg1


47...Qf2+ 48.Kh1 Qf1+ 49.Kh2 Kf2 から次手メイトですが、実際のゲームでは
47...Kxf3 48.Qxf6+ Kg3 49.Qf1?? Qh2# となりました( 49.Qd6+ の方がましです )。


49...Qh2#


先をあまり読んでいなかったものの何とかいい感じに勝てました。

Chess960 のゲームを Fritz13 のソフトで分析するのに、以前は Spike1.4 のチェスエンジンを Fritz13 に取り込んで分析していましたが、パソコンの OS が Windows8.1 のせいか Spike1.4 を Fritz13 に取り込めませんでした。

そのため、始めから Fritz13 に入っている Fritz960 のエンジンで分析しましたが、あまり良い分析をしない感じがします。

また気が向いたときにポツリと記事を書くかもしれません^^

選択

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33...Qxf4+ 34.Qf2 の局面


chesswiz4u vs.hitsujyun 0-1

chess.com にて 持ち時間15分 1手ごと10秒追加のゲーム。

34...Qxf2+ ですぐにクイーン交換すると 35.Kxf2 Bc3 で黒は白の f6 ポーンを取れますが
異色ビショップのエンドゲームとなり、ドローの可能性が高そうです。

34...Qc1+ 35.Ke2 Qxb1 で白ビショップを取ると白クイーンが残るのが気になります。
しかし、36.Qg3+ とされても 36...Qg6 とできるので、34...Qc1+ から白ビショップを取ることにしました。 Fritz13 の分析によれば 34...Qc1+ 35.Ke2 Qb2+! 36.Kf3 Qxf6+ 37.Ke2 Qb2+ とする方が良いようです。

34...Qc1+ 35.Ke2 Qxb1 36.Qg3+ Qg6 37.Qf3 Qc2+ 下図



黒はマテリアルで有利になったのでクイーン交換に持ち込みます。
38.Kf1 Qc1+ 39.Ke2 Qd2+ 以降、白はクイーン交換、またはメイトになるのでリザインしました。

チャンスだよ~

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相手は気づかず助かったけど、その手を指されたらやばかったというのは結構あります^^;

30...Qg3?? の局面


ArmandMendiola vs. hitsujyun 0-1

不利な状況で悪手、31....Qxh3+ を考えたのですが 31.Qxh6 以降、負けるでしょう。
しかし、白は気づかず 31.e7? Qxh3+ で黒に反撃を許します。


37.Ne5


今度は自分のミス、37...Qa2+ から 38...Qd2# 2手メイトを見逃します。
変な勘違いをしていたようです(汗)
37...Bxe5?? としてしまいました。


46...g4??


47.Rxg4+ Qxg4 48.Rg3 で黒はクイーンを失います。しかし 47.Rfg3? となり助かります。


47.Rfg3 h5??


48.Rh3 Qxh3?? 49.Qg5+ Kh8 50.Qg7#
48.Rh3 Qg5 49.Qxg5+
で黒が負けると思いましたが 48.Re3 となりました。

Fritz13 の分析によると 48.Rh3 に対しては 48...Rxe7! という好手がありました。
最善手は 48.Rf3 のようです。


60...Kf4


駒交換が進み、こうなってはもう黒の勝ちでしょう。


おまけ 16.f4 Nh7?


白は 17.f5 としましたが、17.fxg5 で Rf1 の利きを開くのがいいようです。
17.fxg5 Nxg5 18.Rxf7+!
17.fxg5 Bxg5 18.Rxf7+!
17.fxg5 hxg5 18.Rxf7+!

黒が 白 g5 ポーンを取ると Rxf7+ のサクリファイスから Qg6+ が可能となり白が勝てます。

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